絶滅寸前のキタシロサイ死ぬ、残りわずか3頭に 米動物園

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飼育されていたキタシロサイの「ノラ」が死んだ=米サンディエゴ動物園

飼育されていたキタシロサイの「ノラ」が死んだ=米サンディエゴ動物園

(CNN) 米サンディエゴ動物園で飼育されていたキタシロサイの「ノラ」が22日、感染症や老衰のため死んだ。41歳だった。これで生き残ったキタシロサイの個体は世界でわずか3頭になった。

ノラは細菌感染や高齢に伴う健康状態の悪化で手当てを受けていたが、この24時間で容体が急変したため、獣医師の判断で安楽死させた。41歳はキタシロサイの寿命の限界だった。

動物園によると、ノラは世界で生き残ったキタシロサイ4頭のうちの1頭だった。残る3頭はケニアの自然保護区で保護されている。

キタシロサイはシロサイの仲間で、保護団体のWWFによれば、野生では絶滅したと考えられる。ミナミシロサイも「準絶滅危惧」状態に陥ったが、保護区で個体数が回復しつつある。

サイは陸上に生息する哺乳類の中ではゾウの次に大きい。サンディエゴ動物園は遺伝物質の採取や繁殖を助ける技術の開発を通じ、キタシロサイの種の保全を目指す取り組みを続けており、ツイッターに22日、「ノラを失って打ちのめされている」と投稿した。

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