米NASA、初の太陽探査ミッション 来夏開始
NASAではミッションの目的について、「コロナと太陽風を熱して加速させているエネルギーの流れをたどり、太陽風の源のプラズマや地場の構造と力学を解明し、エネルギー粒子が加速されて運ばれる仕組みを探る」と説明している。
探査機はいずれ、水星よりも近い距離まで太陽に接近。最短距離ではセ氏およそ1370度に達する熱から、炭素複合素材シールドを使って身を守る。設計上は、探査機の内部や計器類は快適な室温に保たれる。
太陽を周回する速度は時速約72万キロ。エネルギーが最も高い太陽粒子の発生源も通過する。
ミッションは2025年6月に終了予定。「太陽探査機は宇宙でこれまで前人未到だった地域に到達する」「ついにその姿を見ることができるのは非常にエキサイティングだ」。パーカー氏はそう話している。