ガンジーの手紙が競売に、落札予想530万円 イエスを称賛
(CNN) インド独立の父として知られるマハトマ・ガンジーが書いた手紙が競売にかけられることが1日までにわかった。落札予想価格は5万ドル(約530万円)。ガンジーは手紙の中で、イエス・キリストを称賛している。
手紙は1926年にキリスト教関係者のミルトン・ニューベリー・フランツにあてて書かれた。
ガンジーは手紙の中で、全ての信仰や信条に敬意を表している。また、イエス・キリストについても、「人類の最も偉大な教師の1人」などと述べている。
今回の競売など歴史的な文書類の売買を行っているラアブ・コレクションによれば、存在が知られている手紙の中でガンジーがイエスに言及したものはこれしかないという。
今回の手紙は1960年代に収集された歴史的文書の中から見つかった。
手紙が本物であると確認するために、専門家が紙やインク、活字書体を調べ、手紙が書かれた当時ガンジーがどこにいたのかといったことも調査したという。
ラアブ・コレクションではこれまでにも米国の初代大統領のジョージ・ワシントンや英国の科学者チャールズ・ダーウィン、フランスの軍人ナポレオンなどの手紙や書類を扱ったことがある。