ベルリン動物園で双子のパンダが誕生 ドイツ初
(CNN) ドイツのベルリン動物園は2日、双子のジャイアントパンダが8月31日に誕生したと発表した。同国内でパンダが出産したのは初めて。
発表によると、同動物園で飼育されている6歳の雌パンダ「メンメン」が147日間の妊娠期間を経て、1時間足らずの間に2頭の赤ちゃんを産んだ。
動物園がツイッターに投稿したビデオではメンメンが一方の赤ちゃんを抱き、なめたりする様子が映っている。赤ちゃんはメンメンの腕の中で大きな鳴き声を上げている。
園の責任者によれば、母子3頭の健康状態は良好。メンメンは初産だったが、すでに素晴らしい母親ぶりを見せているようだ。
生まれたばかりのパンダは2~3時間おきに授乳の必要があり、母親に抱かれていないと体温が低下してしまう。野生のパンダの出産では5割以上の確率で双子が生まれるものの、母親は弱い方の世話をせず、強い方の赤ちゃんだけが育つ。
メンメンの双子育児を手助けするため、中国・成都にあるパンダ繁殖研究センターから専門家のチームが派遣された。2頭の赤ちゃんは2~3時間ごとに交代でメンメンとの時間を過ごし、元気に育っているという。
双子の性別は未確認で、命名もこれからだ。母子パンダの公開日は後日発表される。
ベルリンのミュラー市長は赤ちゃんの誕生を歓迎し、飼育チームの尽力をたたえる声明を出した。
双子は最大4年間をここで過ごした後、中国へ戻されることになっている。
Meng Meng became a mom – twice! We are so happy, we are speechless!
— Zoo Tierpark Berlin (@zooberlin) 2019年9月2日
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