犬の毛を染めてパンダ風に、ペットカフェに批判集中 中国
(CNN) 中国四川省の成都市にあるペットカフェが、犬の毛を白黒に染めてパンダ風に変身させていると報じられ、インターネット上で批判を浴びている。
中国共産党機関紙の人民日報が公開した動画によると、この店で飼っている中国原産の犬、チャウチャウは、どれも体毛をパンダ模様に染められている。客は食事を楽しみながら、店内を歩き回るパンダ風の犬と自由に触れ合うことができるという。
店のオーナーによれば、ペットの毛を染めるサービスも提供している。料金は1回約2万3000円。オーナーは、日本から輸入した染料でペットに害はないと強調する。
この店に対し、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」上で批判が集中。「毛染めはペットに害を及ぼす恐れがある」「犬をこんなふうに扱うなんて」と非難する書き込みが相次いだ。
カフェが犬をパンダのように毛染めし、ネット上で批判を浴びている/Zhang Lang/China News Service/VCG via Getty Images
中国では2016年、広東省のペットショップがトラのように毛染めした犬を売っていると話題になった。報道によれば、染料を塗られた後、1週間のうちに死んでしまう犬が多かったという。
国際的な動物愛護団体「PETA」は昨年、人間用のヘアカラーを塗られた犬がひどいやけどを負った例を紹介し、動物のためにならない人工的な美容施術は避けるよう呼び掛けていた。