米海兵隊、全隊員に傘の使用認める 200年超の歴史で初
(CNN) 米海兵隊は9日までに、従来女性隊員のみに認められていた傘の使用を男性隊員にも認める規則改定を行った。全隊員が傘使用の権利を得るのは200年以上の海兵隊の歴史で初めて。
これまでは敬礼の邪魔になるなどの理由から傘使用が認められていなかった。女性向けの規則では、使用する傘は黒一色とし、「適切に敬礼を行えるよう」左手に持つ旨を規定していた。
規則のこの部分に変更はない。使用が認められる小型の傘は引き続き黒一色となり、正しい敬礼のために左手に持つ必要がある。
海兵隊員が傘を持つ光景はまれ。
米国では2013年、当時のオバマ大統領とトルコのエルドアン首相が記者会見中に雨に降られた際、隊員2人が両首脳の頭上に傘を広げる場面があった。
海兵隊報道官は当時CNNの取材に、「極めて珍しい」出来事と形容し、大統領の要請があったことによる異例の措置との認識を示していた。
今回の規則改定では傘使用の他にも、女性隊員による銀のスタッドピアスの装着を認める変更があった。