「彼女は嫌な奴」、猫の里親募集で正直すぎる広告が話題に 米
(CNN) 米ノースカロライナ州ミッチェル郡にある動物保護施設が、フェイスブックに掲載した里親募集の広告で、1匹の雌の猫を「世界最悪の猫」と紹介して話題を集めている。気難しい性格を包み隠さず、正直に伝えたいとの意図があったとみられる。
これ以上なく辛辣(しんらつ)なキャッチフレーズで紹介されたのは、白と黒の毛を持つパーディタ。いかにも不機嫌そうな顔つきでこちらをじろりとにらみつける広告画像が強烈だ。画像の上には上記の「世界最悪の猫」の文言とともに、「気分が悪いのかと思ったら、ただの嫌な奴だった」というメッセージも添えられている。
施設の責任者を務めるアンバー・ローリーさんはCNNの取材に答え、過去にも気難しいペットのことをそのまま広告にして首尾よく里親が見つかったことがあったと説明。「彼女の性格をユーモアを交えて強調すれば、馬が合う里親を探せるのではないかと思った」と話した。
フェイスブックへの投稿内容によると、パーディタは相手をじっと見つめるのを好む。その視線は「相手の心の中まで入り込み、気分を沈ませる。二度と元気を取り戻すことができないのではないかと思わせるほど」だという。
このほか彼女が嫌いなものとして「ピンク色、子猫(元気が良すぎる)、犬、人間の子ども、ディクシー・チックス(訳注:女性3人組のバンド)、ディズニー映画、クリスマス、ハグ」が挙げられている。
里親への応募は数多く寄せられており、これまで施設ではそのうちの10~11人ほどを検討したところだという。