ハチ騒ぎで出動の警官ら、4万匹に襲われ複数負傷 米
(CNN) 米カリフォルニア州パサデナの消防署は22日までに、ハチに刺されたとの苦情を受けて出動した消防士や警官が約4万匹のアフリカナイズドミツバチの大群に襲われる騒ぎがあったと報告した。
最初に現場に到着した消防士らのうち3人が病院に急送され、残りの要員が現場の区画を早急に封鎖する措置を講じたという。ハチの群れが1区画全体を「支配する」事態にもなっていたという。
17回刺された消防士もいた。
CNNの取材に応じた同消防署の広報担当者は、18年間の勤務歴でハチに攻撃されたとの事例には複数回遭遇してきたが、「これほどの規模はなかった」と驚いている。極めて攻撃的なハチで、アレルギー反応をもたらし重症や致命的な結果につながる可能性があったともしている。
今回の騒ぎでは計7人が刺されたが、うち2人は病院で手当てを受けなかった。
消防士や養蜂家1人がはしごを使って4階建てのホテルの屋根上にあった巣を取り除いた。その後、泡状の消火剤などをハチに浴びせて駆除した。一部のハチが死んだが、残りは日没後に現場周辺から離れたという。