米ハワイでなくしたサーフボード、8300キロ離れたフィリピンで発見

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サーフボードと並んで写真をとるジオバネ・ブランズエラさん(写真左端)と村の人々/Giovanne Branzuela/Handout/AFP/Getty Images

サーフボードと並んで写真をとるジオバネ・ブランズエラさん(写真左端)と村の人々/Giovanne Branzuela/Handout/AFP/Getty Images

(CNN) 米ハワイで波にさらわれたサーフボードがこのほど、フィリピンで見つかる出来事があった。ボードは実に5200マイル(約8300キロ)以上流された計算になる。

ダグ・ファルターさんはハワイ在住の写真家でサーファー。フェイスブックへの投稿によれば、2018年2月にオアフ島のワイメア湾でボードをなくしていた。人生でも最大級の波をとらえようとしていたため、動揺してしまったという。

ファルターさんは地元の漁師がボードを見つけたり、カウアイ島に流れ着いていたりしないかと考えたが、フィリピンのことは念頭になかったという。

新しい持ち主はサーフィンを覚えようと地元の漁師からボードを購入していた。その後、ハワイ在住のサーフボードの職人、ライル・カーソンさんにフェイスブックで連絡を取ったという。

ファルターさんはボードをなくしたときには落ち込んだが、サーフィンを覚えたいと望んでいる別の人の手に自分のボードが渡ったことを知ってうれしいと語った。

2015年に撮影したファルターさん(写真左)とフィリピンで撮影したブランズエラさん(写真右)/Brent Bielman/Giovanne Branzuela/Handout/AFP/Getty Images
2015年に撮影したファルターさん(写真左)とフィリピンで撮影したブランズエラさん(写真右)/Brent Bielman/Giovanne Branzuela/Handout/AFP/Getty Images

AFP通信によれば、ボードの新しい持ち主はフィリピン南部で小学校の教師をしているジオバネ・ブランズエラさん。

ブランズエラさんは40ドル(約4200円)で地元の漁師からボードを購入した。ボードはファルターさんがなくした6カ月後の2018年8月に発見されていた。

ボードは太平洋を横断したことで淡い青から黄へと変色していたが、カーソンさんの名前ははっきりと残っていた。

このことから、ブランズエラさんはカーソンさんに連絡を取り、奇跡の発見がファルターさんにも知らされることになった。

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