ケニアの白キリンにGPS発信機 最後の1頭か
(CNN) ケニアで確認された希少な白いキリンのうち、最後に残った1頭とされる雄に、全地球測位システム(GPS)信号の発信機が取り付けられた。
白いキリンは2017年、ケニア東部の自然保護区で母子2頭が見つかり、その後もう1頭の子も生まれて世界中の人気者になった。
しかし今年3月、母キリンと子1頭の死骸が白骨化した状態で見つかり、残るは雄1頭だけとなっていた。
保護区が17日に発表したところによると、発信機はこの雄の一方の角に取り付けられ、居場所を毎時間チェックできるようになった。
発信機によって効果的なモニタリングが可能になるという/Northern Rangelands Trust
保護区の責任者は、このところ雨が多くキリンのえさになる草もよく育っていると語り、地元保護団体などの協力に感謝すると述べた。
白いキリンは遺伝的に色素が少ない「白変種」。草原で姿が目立ち、密猟者に見つかりやすいという宿命を背負っている。