米ロの3宇宙飛行士、ロシアの宇宙船で地球に帰還
全て予定された通りの帰還だったが、今回は米ロの緊張が高まる中で注目が集まり、NASAは繰り返し、ロシアの宇宙機関「ロスコスモス」との緊密な連携を続けると強調していた。
マーク・バンデ・ヘイさん(後方)とピョートル・ドゥブロフさん/NASA
バンデ・ヘイさんは健康診断を受けてカザフスタンのカラガンダにある中継地にヘリコプターで移動し、これまでのNASA宇宙飛行士と同様に、ガルフストリームのジェット機で米国に帰国する。ロシア人宇宙飛行士2人はロシアの訓練基地に戻る。
司令官交代式を行い抱擁を交わすロシアのロシアのアントン・シュカプレロフ飛行士とNASAのマーク・バンデ・ヘイ飛行士/NASA
バンデ・ヘイさんとドゥブロフさんは2021年4月にISSに到着。地球の軌道を5680周し、2億40000キロ以上飛行した。バンデ・ヘイさんの滞在日数は、スコット・ケリーさんがかつて達成した340日の記録を更新し、米国人宇宙飛行士として最長となった。
着陸後のマーク・バンデ・ヘイさん/Bill Ingalls/NASA