絶滅危惧のアムールヒョウ、子ども2匹誕生 米動物園

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母親「ドット」と生まれた「アニャ」と「イリナ」/Jackie McGarrahan/Saint Louis Zoo

母親「ドット」と生まれた「アニャ」と「イリナ」/Jackie McGarrahan/Saint Louis Zoo

(CNN) 米ミズーリ州にあるセントルイス動物園でこのほど、絶滅が危惧されているアムールヒョウの子ども2匹が誕生する出来事があった。メスの2匹は、「アニャ」と「イリナ」と名付けられた。

世界自然保護基金(WWF)によれば、アムールヒョウは世界のネコ科の大型動物で最も希少な種と考えられており、約120匹がロシアや中国で野生で生きている。

動物園は5月19日にツイッターを通じて、子どもの誕生を報告した。2匹が誕生したのは4月21日で、両親は「ドット」と「サムソン」。ドットが動物園に来たのは2020年。母親と子ども2匹は向こう数カ月間は非公開の飼育用施設にとどまる。

アニャとイリナは4月21日に誕生した/Jackie McGarrahan/Saint Louis Zoo
アニャとイリナは4月21日に誕生した/Jackie McGarrahan/Saint Louis Zoo

動物園は声明で、「ドットは素晴らしい母親」と説明。ドットの初めての子育ての様子を見るのは楽しいとし、世界に生存するアムールヒョウの数が少ないことから、2匹の誕生は種の生存にとって非常に重要だと述べた。

2匹が獣医による最初の健康診断を受けたのは5月5日。体重はそれぞれ約1.1キロだった。その後、十分に成長すれば、体重は約27キロから約56キロの間に落ち着くとみられる。

WWFによれば、アムールヒョウは、保護活動が数を増やすことにつながっているものの、絶滅の危機にある。アムールヒョウの数は生息地の喪失や狩猟によって急激に減少している。

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