サーファーの後ろでホホジロザメがジャンプ、写り込み写真が話題に
(CNN) サーファーの背後に出没したホホジロザメが、恐ろしいほど至近距離でジャンプする――。そんな瞬間を偶然とらえた写真がネット上で話題になっている。
撮影したのは米国を拠点に活動する写真家のジョーダン・アナストさん。カリフォルニア州サンオノフレのサーフクラブが主催する大会で写真を撮っていた。サーファーのタイラー・ウォレンさんは、背後のサメからほんの数メートルしか離れていないように見える。
この写真は10月22日午前11時ごろに撮影された。アナストさんは、最初は自分が何をとらえたのか正確には分からなかったと話す。その前にイルカを撮影していたこともあり、遠くから見るとまたイルカが現れたように見えたという。
しかしよく見てみると、ヒレの構造からホホジロザメだったことが分かった。
ただ、「サメはいつも、カリフォルニアのどこにでもいる」という理由で、不安に駆られることはなかったと振り返った。
アナストさんは、ホホジロザメがジャンプする写真を計6枚撮影した。思いがけない写真が偶然撮影できたのは、幸運だったことと、スポーツイベントの撮影に普段から使っている400ミリの望遠レンズのおかげだったと話している。
写真はネット上で大人気になり、拡散が止まらない状態だという。
米海洋大気局によると、ホホジロザメは米各地の沿岸に広く生息している。成体は体長約6.4メートル、体重は1.8トンを超すこともある。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは危急種に分類され、世界的に保護されている。