化石発見の巨大クジラ、史上最も重い動物か 推定体重85~340トン
メールで取材に応じたビアヌッチ氏はベルケトゥスの体重について、「シロナガスクジラ約2頭、(巨大竜脚類の)アルゼンチノサウルス3頭、アフリカゾウ30頭超、人間5000人に相当する規模だった可能性がある」と指摘した。
ビアヌッチ氏はイタリア・ピサ大学地球科学学部の准教授(古生物学)を務める。
ペルケトゥスの泳ぐスピードはその巨体や独特の泳ぎ方ゆえに、ゆっくりとしたものだったとみられる。ウナギのように体をくねらせ、柔らかい体を頭から尾まで波状に動かす泳ぎ方だったようだ。
ビアヌッチ氏によると、今回の発見はペルー南部イカで2006年に始まった集中的な発掘作業の最新の成果だという。