野生生物写真家コンテスト、今年の大賞は「忘れられない美しさ」のカブトガニ
若手部門ではイスラエルの17歳の少年が、路肩に建つ廃屋の窓から2羽のフクロウが外をのぞく写真で大賞を受賞した。自然光と長時間露光で道路の交通をとらえた手法が評価された。本人は「自然界の美しさが身の周りのあらゆる場所に存在することを、写真を通して伝えたい」と話した。
今年で59年目を迎えたこのコンテストには、95カ国から5万点近い応募があった。
受賞作は13日以降、自然史博物館を皮切りに世界各地で展示される。今年は会場で、野生生物写真がもたらす影響を紹介し、自然保護に向けた行動を呼び掛けるビデオも上映される。