米スペースXが大型宇宙船打ち上げ、ロケットは分離成功も爆発

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米宇宙企業スペースXは18日、大型宇宙船「スターシップ」の打ち上げを行った。ロケットは無事離陸したが爆発した/Eric Gay/AP

米宇宙企業スペースXは18日、大型宇宙船「スターシップ」の打ち上げを行った。ロケットは無事離陸したが爆発した/Eric Gay/AP

(CNN) 米宇宙企業スペースXは18日、大型宇宙船「スターシップ」の打ち上げを行い、ロケットは無事に離陸した。しかし、ロケットはその後、爆発したほか、宇宙船からの信号は途絶えた。

宇宙船は打ち上げ後、ロケットから無事に切り離され、エンジンを点火して宇宙空間に向かった。ロケットはその後、メキシコ湾上空で爆発し、炎に包まれた。宇宙船はしばらくの間、飛行を続けることができた。

宇宙船は4月に行われた最初の打ち上げよりも長く飛んだ。ロケットには33基のエンジンが搭載されており、スペースXは地上で行った試験でさえ、これらのエンジン全てを同時に安定して稼働させるのに苦労していた。

宇宙船は搭載しているエンジン6基を使い、さらに高速で飛行を続けた。宇宙船は地表から150キロまで上昇し、宇宙空間の端に到達した。米政府は地表から80キロの上空を宇宙空間の端とみなしている。国際的には高度100キロの「カーマン・ライン」が地球と宇宙の境界とみなされることが多いが、グレーゾーンも広い。

スペースXのチームは宇宙船からの信号の取得を待っていたものの、生配信中に、「第2ステージが失われた」と明らかにした。

スペースXによれば、自動の飛行中断システムの第2段階が、メキシコ湾上空に向かうなかで、燃焼のかなり遅い段階で作動したようだという。飛行中断システムは基本的に、宇宙船がコースを外れることを防ぐために作動させる自爆機能。

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