世界最古の森林化石見つかる、3.9億年前 英
(CNN) 英イングランド南西部で、地球上で知られている最古の森林化石が見つかった。英ケンブリッジ大学が明らかにした。
同大学の発表によれば、今回見つかった森林化石は3億9000万年前にさかのぼり、これまで最古とみられていた米ニューヨーク州の森林化石よりも400万年古いものとなる。
今回の森林化石は、マインヘッド近くのブリストル海峡南側の高い砂岩の崖で見つかった。
![林床には波紋のような模様が見える/Neil Davies](/storage/2024/03/11/2c873aa8428275021c455db004155844/14-plant-12.jpg)
林床には波紋のような模様が見える/Neil Davies
見つかった木は「カラモフィトン」として知られ、ヤシの木によく似ているが、幹は細くて空洞になっている。ケンブリッジ大学地球科学科のニール・デイビス講師によれば、カラモフィトンには葉っぱがなく、小枝のようなものが枝を覆っている。
2~4メートルの高さに達し、成長するにつれて枝を落とす。
![森林の想像図/Peter Giesen/Chris Berry](/storage/2024/03/11/be5bc6ea309c28916b34a4cf8d3a413b/11-calamophyton-forest-colour.jpg)
森林の想像図/Peter Giesen/Chris Berry
今回の森林は4億1900万年から3億5800万年前にさかのぼるデボン紀のもので、当時、生命が陸上へと進出してきた。