メーガン妃、妊娠中の「残酷な」ネットいじめを告白
(CNN) 英王室を離脱したヘンリー王子の妻メーガン妃は8日、米テキサス州オースティンで開かれたイベントでのスピーチで、これまでに「残酷な」ネットいじめを受け、その大半が妊娠中に起きたことを明かした。
メーガン妃はこの中で、今は自分自身の身心の健康のためにSNSから距離を置いていると述べた。ネットいじめは長男アーチー王子、長女リリベット王女の妊娠中や出産直後の時期に集中し、人々がどうして憎悪に満ちているのかを考えて悩んだと振り返った。「意地悪ではなく残酷なこと」だとも話した。
夫妻は2019年5月にアーチー王子が誕生した後で米国へ移住し、20年に王室を離脱した。リリベット王女は21年6月に生まれた。
英王室は19年3月、メーガン妃やキャサリン皇太子妃へのネット上の誹謗(ひぼう)中傷に対して「礼儀と思いやり、敬意」を要請。王室スタッフはメーガン妃への攻撃的なコメントを削除し、アカウントをブロックするなどの対策を強化していた。
メーガン妃は「デジタル空間やメディアの一部では人間性が忘れ去られている。この現状を変えなければ」「それで多額の利益が上がっていても、道理は通らない」と主張した。
ヘンリー王子とメーガン妃はこれまで英米メディアのプライバシー侵害に繰り返し抗議してきた。20年には、当時1歳だったアーチー王子の写真を無断で撮影したとしてカメラマンを提訴した。