宇宙ごみが民家を直撃、NASAの予想に反して大気圏で燃え尽きず
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、国際宇宙ステーション(ISS)から投棄された宇宙ごみが、予想に反して大気圏で燃え尽きないまま、先月米フロリダ州の民家の屋根を突き破っていたことを明らかにした。
重さ約2630キロの宇宙ごみは、3月8日に大気圏に突入して分解するはずだった。
しかしNASAの4月15日の発表によると、スマートフォンほどの大きさの断片が燃え尽きずに残り、フロリダ州ネイプルズの民家を直撃した。
この家の持ち主だというアレハンドロ・オテロさんは先月、「すさまじい音だった。息子に当たるところだった」とCNN提携局WINKニュースに語った。
この出来事は、大気圏で燃え尽きる物体と燃えつきない物体に関するNASAの予想に反していた。今後の宇宙ごみ廃棄計画に影響を及ぼす可能性もある。