テレビ局もシステム障害、予報官が天気図を手描き 米カリフォルニア州

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手描きの天気図が視聴者にとって「完璧」でなかったことは本人も認めている/Courtesy Preston Donion

手描きの天気図が視聴者にとって「完璧」でなかったことは本人も認めている/Courtesy Preston Donion

この手描きの天気図が視聴者にとって「完璧」でなかったことは本人も認めている。

「これは今描いたばかりです」「トリニティ郡は多少ダイエット中のように見えますし、モドック郡はやや正方形ですが、とにかく目に見えるようにと思いました」。ドニオンさんは19日、視聴者にそう語った放送の動画を自身のXに投稿した。

番組の中で、自分のスマートフォンのノートアプリで作成した表を使って7日間の予報も紹介している。

ドニオンさんは「コンピューターテクノロジーがない状態で視覚的な情報をまとめるにはこれが最善だと思った。私にとっては楽しかった」と振り返る。視聴者からは、テレビの気象予報官が紙の地図と磁石を使っていた1970年代に戻ったようだというコメントも寄せられた。

フェイスブックやXでは「うまく対応してくれてありがとう。情報を伝えてくれたことだけでも感謝します」などの書き込みがあったほか、予報官仲間からは「自分も磁石を取り出さなければならないと思っていた」という声も寄せられたという。

ドニオンさんの出番が終わる午前11時ごろまでにはKRCRのシステムは復旧し、夜の番組は通常通りに放送された。

CNN気象予報官のエリーサ・ラファさんによると、気象を学ぶ学生は学校で前線や低気圧などの手描きを習得するという。「そうしたスキルが再び必要になるとはまさか思いもしない。コンピューターがダウンするまでは」とラファさんは話している。

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