オスのザトウクジラが記録更新、南米からアフリカまで1万3千キロ超を移動

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2013年に初めて目撃されたオスのザトウクジラが、移動の最長記録を更新した/Natalia Botero-Acosta

2013年に初めて目撃されたオスのザトウクジラが、移動の最長記録を更新した/Natalia Botero-Acosta

(CNN) オスのザトウクジラが南米沖からアフリカ沖まで1万3046キロ以上を旅して、クジラの移動の最長記録を更新した。太平洋とインド洋の間を移動する成体のオスが記録されたのも初めてだった。

研究結果はオーストラリアのサザンクロス大学などの研究チームが11日の学術誌に発表した。

このザトウクジラは2013年、南米コロンビア沖で最初に目撃され、数年後にそれほど離れていない場所で再び目撃された。しかし22年、アフリカ東部タンザニアのザンジバルに近いインド洋で観測されたのは予想外だった。

ザトウクジラの移動ルートは一般的に、片道で8000キロを超すこともある。しかしこのオスはその2倍近い距離を移動していた。

研究チームは市民や研究者が目撃したクジラの写真を投稿できるウェブサイト「ハッピー・ホエール」を利用して、クジラの移動パターンを追った。

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