オスのザトウクジラが記録更新、南米からアフリカまで1万3千キロ超を移動

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クジラは海に潜る際に持ち上げる尾の下側の形状で個体を識別できる/Ekaterina Kalashnikova

クジラは海に潜る際に持ち上げる尾の下側の形状で個体を識別できる/Ekaterina Kalashnikova

長距離を移動することで知られるザトウクジラは一般的に、毎年同じ場所に戻って繁殖する。しかし今回のクジラの場合、太平洋とインド洋にある2つの繁殖場所の間を移動していた。

そうした移動の背景としては、社会的または環境的要因が考えられると研究者は推測する。

このオスはコロンビア沖でメスをめぐって別のオスと争っていたと思われ、競争が少ない環境を求めて移動した可能性がある。または、餌が少なかったためにこうした異例の移動になった可能性もある。

クジラは尾の下側の形状で個体を識別できる。海に潜る際に尾を持ち上げることから、その写真を撮れば誰でも識別に貢献できるという。

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