バイデン前副大統領、2020年大統領選出馬の可能性も
ワシントン(CNN) オバマ前政権で副大統領を務めたジョー・バイデン氏が2020年に行われる次期大統領選について、現時点では準備に取り掛かっていないものの、出馬する可能性を完全に排除しているわけでもないことが13日までにわかった。
人気司会者オプラ・ウィンフリー氏によるインタビューの中で明らかになった。
バイデン氏は、インタビューのなかで、2020年の大統領選について検討しているか尋ねられると「まだ検討していない」と返答。「『まだ』というのは、わたしが運命に対して大いに尊敬の念を抱いているからだ」とし、現時点では、大統領選に向けた計画や組織作りを行っていないと付け加えた。
バイデン氏は今月75歳の誕生日を迎える。これは、トランプ大統領よりも約4歳年上であることを意味する。
バイデン氏は、大統領選出馬が不確かなことについて年齢を理由に挙げた。現在は健康状態が良好であるものの、2年後の状態については分からないと指摘した。
バイデン氏は昨年の大統領選について出馬の観測も出ていた。しかし、2015年に息子のボー氏が46歳で脳腫瘍(しゅよう)で死亡しており、こうしたことから大統領選への出馬を断念していた。
バイデン氏はインタビューの中で、不出馬の決断は正しいものだったとしながらも、国で最高の職に就けなかったことは残念だと繰り返した。