シリア大統領、北朝鮮訪問の意向 金正恩氏と会談へ

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シリアのアサド大統領(左)と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長

シリアのアサド大統領(左)と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長

(CNN) 12日に予定される米朝首脳会談を前に、シリアのアサド大統領が北朝鮮を訪れ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談するとの見通しが明らかになった。

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)が3日に報じたが、会談の具体的な日程は示さなかった。シリアの国営メディアは今のところ、アサド氏訪朝の計画を伝えていない。

会談が北朝鮮の首都・平壌で行われた場合、アサド氏は世界の国家トップとして初めて同市内で正恩氏と会うことになる。

正恩氏は最近、南北軍事境界線で韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談したほか、中国の習近平(シーチンピン)国家主席の元を2回にわたって訪れ、先週は平壌市内でロシアのラブロフ外相と会うなど、活発な外交を展開している。

KCNAによると、アサド氏は正恩氏が朝鮮半島情勢にもたらしている「目覚ましい」進展を称賛し、同氏が「朝鮮統一を必ず実現させることを確信している」と語ったという。

北朝鮮とシリアは長年、友好関係を維持してきた。1970年代にはアサド氏の父、ハフェズ・アサド前大統領が正恩氏の祖父、金日成(キムイルソン)主席と会談した。シリア政府は2015年、首都ダマスカス市内の公園に日成氏の名前を付けた。

両国は旧ソ連の勢力下で軍事的なつながりを強め、北朝鮮はシリアにミサイルや関連技術を提供してきたとされる。

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