村瀬氏が目指しているのは完璧な盆栽や風景ではなく、老いた木や植物を自分の作品の中で生き返らせることだという/Aki Murase
京都在住の植栽家、村瀬貴昭氏(37)のアトリエには、20個ほどの大小さまざまなテラリウムが天井からぶら下がっている。透明なガラスの球体の中にあるのは、古い木などをリプラント(植え替え)した非常に小さな「生態圏」だ。村瀬氏は自身の作品を米国の物理学者ジェラード・K・オニールが描いた宇宙植民地化構想にちなんで「スペースコロニー(宇宙植民地)」と呼ぶ
京都在住の植栽家、村瀬貴昭氏(37)のアトリエには、20個ほどの大小さまざまなテラリウムが天井からぶら下がっている。透明なガラスの球体の中にあるのは、古い木などをリプラント(植え替え)した非常に小さな「生態圏」だ。村瀬氏は自身の作品を米国の物理学者ジェラード・K・オニールが描いた宇宙植民地化構想にちなんで「スペースコロニー(宇宙植民地)」と呼ぶ