ロンドンの博物館でデビッド・ボウイ展 衣装や楽器300点
ロンドン(CNN) 英ロック歌手デビッド・ボウイのデビュー当時からの衣装や写真、楽器など300点以上を初めて集めた回顧展が、ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート博物館で今月から始まった。
本名のデビッド・ジョーンズを名乗ったデビュー当時に始まり、アルバム「ジギー・スターダスト」が大ヒットした時代、ベルリンを拠点に創作活動に取り組んだ時代など、長年にわたる活躍を振り返る内容。ステージ衣装や初期の貴重な写真、ライブ演奏の映像に加え、ボウイが使っていた楽器、レコードジャケットのデザイン、絵画も展示されている。
ボウイは今年1月、66歳の誕生日に合わせて、10年ぶりの新曲「ホエア・アー・ウィ・ナウ?」を発表して話題を呼んだ。さらに今月発表した新アルバム「ザ・ネクスト・デイ」も、英ヒットチャートなどで1位の売れ行きを記録している。
回顧展を企画したキュレーターは「ボウイの衣装をテレビやステージ、映画で見たことがあるかもしれないが、本物を間近に見ることに勝る体験はない」と強調する。回顧展が新作アルバムに劣らず大きな注目を集めているという事実からも、ボウイの大物ぶりがうかがわれる。