トッププレーヤー錦織圭、重圧への対処とテニスへの愛を語る
アンドレ・アガシやモニカ・セレシュ、ウィリアムズ姉妹の師としても知られるボラテリー氏は錦織を「ショットの名手」と評する。ボラテリー氏はCNNに対し「調子さえよければ、錦織は世界中の誰にでも勝てる力をもっている」と語った。
昨年、錦織は日本人選手として80年ぶりに全豪オープンのベスト8に進出。約40年の歴史を持つ楽天ジャパンオープンでは日本人選手として初めての優勝を遂げた。
今年の全仏オープンでは日本人選手として1938年以来初となる第4回戦進出を決めた。だが優勝したラファエル・ナダル(スペイン)に敗北を喫した。
「トップ10の選手とやるのは楽しい」と錦織は言う。「ロジャー(・フェデラー)は今年、ジョコビッチは2年前に倒した。テニスをやっているのはトップ10の選手と対戦して倒すためだ」
錦織は「まだナダルやアンディ・マリー(英)には勝てていない」とし、こうした選手と対戦して勝利できるようになるにはまだまだ苦労があるだろうと言う。
今年5月のマドリード・オープンでは3回戦でフェデラーを破った。それでも錦織にとってフェデラーは今もあこがれの対象だ。