スキー事故のシューマッハ、昏睡状態続くも容体はわずかに改善
またシューマッハさんのマネージャーを務めるサビーネ・ケーム氏は31日、事故当時現場にいたシューマッハさんの友人や家族から聞き取った事故の詳細な経緯について語った。
ケーム氏によると、シューマッハさん一行が雪深い場所を滑走中、シューマッハさんは転倒した友人を助けたという。そして再び滑り出し、方向転換した時に雪の下に隠れていた岩にぶつかったと見られる。その衝撃でシューマッハさんは空中に放り出され、別の岩の上に頭から落下し、頭部に重傷を負った。
当時、シューマッハさんは高速で滑っていなかったため、いっしょにいた友人らは当初、シューマッハさんのけがのひどさに驚いたという。ケーム氏は「これは滑走速度の問題ではなく、岩にぶつかった時の角度の問題だ」と語った。
またケーム氏は、医師団の最新の発表をあまり深読みしすぎないよう警告した。
ケーム氏は、「医師団が事態を楽観視していないことが明白になった。つまり、昨日(30日)から容体はわずかに改善したが、まだ楽観は禁物ということだ」と述べ、「予断を許さない状況は変わらない」と付け加えた。
またケーム氏は、あるジャーナリストが神父を装い、シューマッハさんの病室に忍び込もうとしたことも明らかにした。