スキー事故のM・シューマッハ、昏睡状態続く
(CNN) フランス・アルプスでスキー中に転倒して頭部に重傷を負った元フォーミュラワン(F1)ドライバーのミハエル・シューマッハさん(44)が入院している病院の関係者は30日、シューマッハさんが依然として危険な状態であることを明らかにした。
シューマッハさんの治療に当たっているグルノーブル大学病院センターの医師らは記者会見で、シューマッハさんの予後について語るのは時期尚早だと述べた。
シューマッハさんがスキーをしていたスキーリゾート、メリベルのディレクターによると、シューマッハさんは29日、スキー中に転倒し、岩に頭部を打ち付けたという。
病院関係者によると、シューマッハさんは病院到着時にはすでに意識不明の状態で、直ちに脳手術を行う必要があったという。関係者は30日、手術を1度行ったが、現在も昏睡状態が続いていると語った。
シューマッハさんはスキーの上級者として知られ、事故が発生した29日朝はコース外を滑走していた。幸いシューマッハさんは事故発生当時ヘルメットを着用しており、治療に当たっている医師団は、ヘルメットの保護がなければ手術台に上ることすらできなかっただろうと語った。
現在、警察が事故原因を捜査しているが、今のところ不明だという。