F1率いるエクレストン氏、取締役を退任 訴追受け
(CNN) 自動車レース、フォーミュラワン(F1)を統括するデルタ・トプコ社は17日までに、同社を率いるバーニー・エクレストン氏(83)が取締役を退任したと発表した。
ドイツの検察当局は先ごろ、2006年に行われたF1関連株式の売買に絡み、エクレストン氏が銀行家に賄賂を渡していたとして同氏を訴追していた。公判は今年4月に開始する予定。同氏は無実を訴えている。
デルタ・トプコはこれを受けて役員会を開催。エクレストン氏から訴訟終結時までの間取締役を退きたいとの申し出があり、了承されたという。ただし、F1の運営には今後も携わるとみられる。
検察によれば、エクレストン氏はF1関連の株式が未公開株式投資ファンドのCVCに売却された際、ドイツの銀行家に賄賂を贈ったという。この銀行家は不正な金銭を受け取っていたとして、2012年に禁錮8年6カ月の有罪判決を受けている。