田中投手のヤンキース入り、「投げ過ぎ」に不安の声も
(CNN) 日本のスター投手、田中将大が年俸総額1億5500万ドル(約160億円)で米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースと7年契約を結んだ。
25歳という若さで、2013年シーズンは24勝0敗、防御率1.27というパーフェクトな成績。将来は有望だ。それにもかかわらず米国の野球界からは疑問を投げかける声もある。理由は投球数の際立った多さだ。
スポーツ・イラストレイテッド誌は、田中投手がプロ入りしてから24歳になるまでに1315イニングを投げていると指摘した。この数字は大リーグのどの選手と比較しても群を抜く。高校時代には甲子園に出場して6試合で742球を投げた。
米国では、投手の投げ過ぎはけがの原因になるとして注意される。一方、田中投手は反復が重んじられる日本のスポーツ文化の中で、何年も登板してきた。
「(日本には)反復と努力の精神がある。もっと頑張ればもっといい投手になれて、すべてがうまくいくと考える」。日本で野球関連の仕事に携わるライル・イエーツ氏はMLBネットワークラジオにそう語り、「体には回復する時間が必要だ」と付け加えた。