米アカデミー賞、作品賞は「それでも夜は明ける」
(CNN) 第86回米アカデミー賞授賞式が2日、米ロサンゼルスのドルビーシアターで行われ、作品賞はスティーブ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が受賞した。SF映画「ゼロ・グラビティ」が監督賞など7部門を獲得した。
「それでも夜は明ける」は19世紀の米国で12年間奴隷として過ごしたアフリカ系アメリカ人ソロモン・ノーサップの自伝に基づく作品で、作品賞のほか、助演女優賞と脚色賞にも輝いた。
最多7部門を獲得したのは、宇宙空間でのミッション中のトラブルを描いた「ゼロ・グラビティ」。メキシコ人のキュアロン監督は中南米の監督として初めて監督賞を受賞した。
撮影賞や視覚効果賞なども受賞した本作は技術的なハードルが高く、完成までに4年の歳月を費やしたという。
主演男優賞は「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーが受賞。同作品はほかに助演男優賞など2賞を受賞した。主演女優賞は前評判の高かった「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットが受賞した。