テニスのトップ選手らに八百長疑惑 統括団体は否定
ジョコビッチ選手はまた、自身も2007年にロシアのサンクトペテルブルクで開かれた大会で関係者を通し、1回戦で負ければ20万ドル(約2350万円)を渡すという話を持ちかけられたと言明。「もちろん即座に断った」と語った。大会にも参加しなかった。
さらに「当時は残念ながら不正のうわさもあったが、すでに解決済みだ。この6~7年はそういった話を全く聞いていない」と強調した。
女子シングルスの世界ランキング1位、セリーナ・ウィリアムズ選手(米国)は1回戦後の会見で、八百長が行われていたとしても自分は知らなかったとコメント。「私はそういった事情にうといところがある」と話した。
バズフィードとBBCは、八百長の見返りとして選手に提示される金額を「5万ドルかそれ以上」と伝えた。すでに十分な報酬を得ているトップクラスの選手らがこうした金銭的な誘惑に負けるのは考えにくいことだ、と指摘する声もある。