テニスのトップ選手らに八百長疑惑 統括団体は否定
メルボルン(CNN) テニス4大大会での優勝者を含むトップクラスの選手らが八百長を繰り返していた可能性を、米ニュースサイトのバズフィードと英BBCが報じている。
両社が複数の内部告発者から入手したとされる文書によると、トップ選手ら16人が八百長を持ちかけられ、意図的に敗退していた疑い。選手の名前は公表されていない。
ロシアとイタリアの賭博グループが、こうした八百長で不正に利益を得ていたという。
男子プロテニス協会(ATP)、女子プロテニス協会(WTA)、国際テニス連盟(ITF)などの統括組織は、18日に全豪オープンが開幕したメルボルンで声明を出し、八百長を容認したり証拠を隠したりした事実は「絶対にない」と主張した。
男子シングルス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)は18日、全豪オープン1回戦に勝利した後の記者会見で、特定の現役選手が八百長にかかわっていることを示す証拠はなく、「臆測の段階にすぎない」と述べた。