「リオ五輪は安全」、ジカ熱不安に五輪組織委が強調

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五輪組織委が記者会見を開き、ジカ熱に対する懸念の払拭に努めた

五輪組織委が記者会見を開き、ジカ熱に対する懸念の払拭に努めた

リオデジャネイロ五輪に対しては、科学者や医師など150人が大会の延期や会場の変更を求める公開書簡を発表。「大会のために世界中の国から50万人の外国人観光客が訪れれば、不必要なリスクにさらされ、ウイルスに感染して帰国後にその国で流行を発生させる恐れがある」と指摘していた。

ブラジルではジカ熱の影響で、障害を持って生まれる子どもが急増している。同国でジカウイルスが検出されてから、これまでに保健省が確認したジカ熱関連の小頭症の症例は1489例。さらに3000を超す症例についても関連が疑われるとして調査している。

世界保健機関(WHO)は妊婦に対し、ジカ熱が流行している地域への渡航を避けるよう勧告。そうした地域から帰国した人に対しては、少なくとも8週間は安全な性行為を心掛けるよう促した。

ただ、リオ五輪によってジカ熱が世界に拡散しかねないとの懸念については、「2016年五輪を中止したり場所を変えたりしても、ジカウイルスの国際的拡散が大きく変わることはない」とWHOは予想している。

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