強盗狂言疑惑の米競泳選手、リオでの振る舞いを謝罪
リオデジャネイロ(CNN) リオデジャネイロ五輪の競泳で金メダルを獲得した米国のライアン・ロクテ選手は19日、他の米国人選手3人とともに先週末に同市のガソリンスタンドを訪れた際の出来事をめぐり、自身の行動を謝罪した。ブラジル警察は、4人のうち少なくとも1人がガソリンスタンドで器物損壊行為に及び、敷地内で放尿したとしている。
ロクテ選手は当初、ジェイムズ・フィーゲン、ジャック・コンガー、ジョセフ・ベンツの各選手とともに乗車していたタクシーが14日未明に停止を命じられ、銃口を突きつけられる形で強盗被害に遭ったと述べていた。これに対し、警察は強盗があったことを否定している。
ロクテ選手は19日、写真共有サイトのインスタグラム上で謝罪の意を表明。「昨週末の自分の行動について謝りたい。この日の未明に起きた出来事について話す際も、もっと注意深く率直に語るべきだった」などと述べた。
また、今回の件における自らの役割について責任を受け入れる意向を示したほか、「重要な教訓」を学んだとしている。
ただ、4人が警察を名乗る男たちから銃を突きつけられた状態で強盗被害に遭ったとする主張は撤回しなかった。
警察は、4人の行動を管理するために警備員らが銃を使ったとしている。また4人が当時酒に酔っていたことのほか、器物損壊の賠償として100ブラジルレアル(約3100円)が支払われたとも明かした。
CNNのスポーツアナリスト、クリスティン・ブレナン氏が捜査状況に詳しい筋の話として伝えたところによると、ロクテ選手に対しては今後の大会への出場停止処分が下る見通し。