「ブラックパンサー」前売り好調、ヒーローもので過去最高
ニューヨーク(CNNMoney) 今月中旬に公開を控えたマーベルの新作スーパーヒーロー映画「ブラックパンサー」の前売りが同ジャンルの映画としては過去最高水準の売り上げとなっていることが5日までにわかった。チケット販売などを手掛ける「ファンダンゴ」が明らかにした。
ブラックパンサーは2月16日公開で、チャドウィック・ボーズマンやルピタ・ニョンゴが出演。前売りの販売が好調なのは、ファンの期待が高いことの証しといえそうだ。先ごろ行われたワールド・プレミアについてもSNS上でファンから高い評価を集めた。
ファンダンゴによれば、今月初めに前売りの販売を開始したところ、ブラックパンサーの最初の24時間での販売は、マーベルのスーパーヒーロー映画が共有する世界である「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」を舞台とする作品としては過去最高を記録した。これまで最も前売りが売れたのは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)だった。
公開初週の歴代興収上位10作品のうち5作品がスーパーヒーローものとなっている。スーパーヒーローものとしては「アベンジャーズ」(2012年)が首位。同作品は全体としては、「スター・ウォーズ」2作品と「ジュラシック・ワールド」に続いて4位に入っている。
専門家によれば、ブラックパンサーの初日の興収は1億3000万ドル(約140億円)以上の見通し。
ブラックパンサーはスーパーヒーローものとしても前例のない作品となっている。ブラックパンサーの監督はライアン・クーグラー氏で、マーベル作品としては初めてのアフリカ系米国人。また、ブラックパンサーは出演陣の大半をアフリカ系米国人が占める。
ファンダンゴが行った調査によれば、こうした点も、同作品が観客をより引き付ける魅力となっているようだ。