ライス元国務長官がNFL監督に? 本人は報道を否定
(CNN) 米プロフットボール(NFL)の「クリーブランド・ブラウンズ」がコンドリーザ・ライス元国務長官の監督就任を検討しているとの報道に対し、ライス氏は19日までに、「準備が出来ていない」として、監督就任について否定的な見方を示した。
スポーツ専門局ESPNは18日、リーグの情報筋の話として、ブラウンズが監督人事に関連してライス氏と面談を行いたいと考えていると伝えていた。
ライス氏はブラウンズのファンだが、アメリカンフットボールの監督経験はない。ライス氏は、はっきりと辞退はしていないものの、監督をするための「準備が出来ていない」と語った。
ライス氏は声明で、「わたしはブラウンズが大好きだ。そして、ブラウンズが我々を次のレベルに引き上げてくれる経験豊かな監督を雇うことを知っている」と述べた。
ライス氏は、「もう少し真面目な話をすると、私は、NFLがコーチやコーディネーター、監督といったコーチングを行うプロとしてのポジションに女性を取り入れ始めてほしいと願っている」と指摘した。
ライス氏はさらに「ところで、私は監督をする準備は出来ていないが、ブラウンズがアイデアを必要とするなら、来シーズンにひとつ、ふたつ、プレーコールを出したい」とも付け加えた。
ブラウンズ側も声明で、ライス氏を監督候補としてはいないことを明らかにした。
ブラウンズの成績は、過去10年でNFL史上最悪の水準となっている。2年半にわたって監督を務めたヒュー・ジャクソン氏は40試合で3勝しかできず、先ごろ解雇されていた。