米カリフォルニア州火災 収束は月末か、行方不明1200人超

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(CNN) 米カリフォルニア州で起きている複数の火災による死者は19日までに79人に達した。消防当局は19日までに、カリフォルニア州北部の火災「キャンプ」が鎮火するのは今月30日以降となるとの見通しを明らかにした。

キャンプでは、76人が死亡しているほか、1200人超が行方不明となり、現地では行方不明者の捜索活動が続いていている。カリフォルニア州南部の火災「ウールジー」による死者は3人となっている。キャンプの鎮火率は18日午前の時点で60%。ウールジーの鎮火率は88%に達している。

ビュート郡の保安官で検視官のコリー・ホネア氏は「圧倒的だ。これを表現する言葉を持ち合わせていない」と語った。

キャンプによる死者数はすでに同州で史上最悪の水準に達している。行方不明者が1200人を超えることから、死者数は増える恐れがある。

火災によって全焼した家屋では遺体の捜索が行われている。捜索者の多くは自宅を失った人たちで、隣人の遺体を探す人もいる。

行方不明者の数が急速に増える一方で、何人が行方不明となり、何人が安全な場所にいるのか、正確な数字を出すことは難しい。ホネア氏によれば、電話や電子メール、通報から収集した「生のデータ」だという。

保安官代理や州兵、検視官ら数百人が遺体の捜索のために、焼け落ちた家屋や壊れた車両を調べている。

ホネア氏は、もし自分の名前や身の安全が確保できた知人の名前を行方不明者リストの中に発見したら、保安官事務所に連絡するよう呼び掛けている。

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