オバマ氏、ミシェル夫人の著書宣伝ツアーにサプライズ登場
(CNN) オバマ前米大統領は17日夜、ミシェル夫人の回顧録「Becoming(原題)」の宣伝ツアー会場に予告なしに登場し、客席から歓声を浴びた。
ミシェル夫人はこの日、回顧録出版に合わせたツアーの一環で首都ワシントンを訪れ、オバマ政権で上級顧問を務めたバレリー・ジャレット氏と対談した。
そこへオバマ氏が花束を持って登場。人気歌手ビヨンセのコンサートに夫のラップ歌手、ジェイ・Zが飛び入りし、2人のデュエット曲「クレイジー・イン・ラブ」を一緒に歌う場面のようだ、とジョークを飛ばした。
ミシェル夫人は対談でホワイトハウスでの日々について、「この8年間はとても忙しく、自分たちのしてきたことを振り返る暇がなかった」と語った。最近になってようやく振り返り、オバマ氏にしみじみこう話したという。「あなたは地球上で一番大変な仕事のひとつをやり遂げたのね」
現在の政治情勢をめぐっては、「夫が言いたい放題、言葉を発してくれたらと思う時も多い」と明かした。だが夫人によると、オバマ氏は「大統領は自分のための大統領でなく、国全体の大統領。私たちは何をどう語るか、細心の注意を払う必要がある」との姿勢を貫いているという。