オバマ氏やクリントン氏宛てに爆弾、CNN支局にも テロとして捜査

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CNNのニューヨーク支局が入居するタイムワーナーセンターでも爆弾の入った小包が発見され、支局員らが避難した/Shannon Stapleton/Reuters

CNNのニューヨーク支局が入居するタイムワーナーセンターでも爆弾の入った小包が発見され、支局員らが避難した/Shannon Stapleton/Reuters

(CNN) 米国のオバマ前大統領やクリントン元国務長官など政界の要人宛てに送り付けられた爆弾が23~24日にかけて相次いで発見され、当局によって阻止された。米連邦捜査局(FBI)は、テロ事件として捜査に全力を挙げると表明。当局はいずれも関連する事件とみて調べている。

CNNのニューヨーク支局が入居するタイムワーナーセンターでも24日午前、爆弾の入った小包が発見され、支局員らが避難した。小包は、CNNの番組に出演していたブレナン元米中央情報局(CIA)長官宛てだった。

さらに、カリフォルニア州の民主党議員マキシン・ウォーターズ氏に宛てた不審な小包が議会の郵便物仕分け施設で見つかったほか、ニューヨーク州のクオモ知事は、マンハッタンにある事務所に不審な装置が届いたことを明らかにした。サンディエゴのユニオントリビューン紙では、不審な小包が見つかったことを受けて建物内にいた人たちが避難した。

爆弾を送り付けられた相手は、いずれも右派の批判の的になっている人物や報道機関ばかりだった。その多くはトランプ大統領自らが矛先を向けている。

ニューヨークのデブラシオ市長はこの日午後の記者会見で、「報道の自由やこの国の指導者を弱体化させようとする明らかなテロ行為」と位置付けた。

トランプ大統領は同日午後、政府はこの事件に関する捜査に全力を尽くすと表明。FBIや司法省、国土安全保障省、シークレットサービスから説明を受けたことを明らかにした。

政治的に敵対する相手を「邪悪」と形容していたトランプ大統領だが、今回の事件については「我々が一丸となり、米国には脅しや政治的暴力の場がないことを断固として示さなければならない」と強調した。

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