サッカー元イングランド代表のガスコイン、性的暴行容疑で訴追

（ＣＮＮ） 英鉄道警察は２０日までに、サッカーの元イングランド代表、ポール・ガスコイン氏が女性に対する性的暴行の容疑で訴追されたと明らかにした。

事件は今年の８月２０日、イングランド北部を走る鉄道の車内で発生していた。鉄道警察は声明で、ガスコイン氏が来月出廷する予定だと発表。ヨークからダラムへ向かう列車の中で、女性に性的暴行を加えた容疑で訴追されたとしている。

５１歳のガスコイン氏は先週、郵送による通知で訴追されたことを知った。裁判所への出廷は１２月１１日になる見通し。

ガスコイン氏はツイッターへの投稿で容疑を否定。「訴追されたのがとにかく悲しい。私はすべての女性に敬意を払っているというのに」「ただ非常にうれしいことに、私を知る誰もが容疑は事実ではないと分かってくれている」と書き込んだ。

現役時代「ガッザ」の愛称で親しまれたガスコイン氏は、イングランド史上最高の選手の１人に数えられている。所属したトットナムやイタリアのラツィオで輝かしいキャリアを築き、代表では通算５７試合に出場。１９９０年のワールドカップ（Ｗ杯）や９６年の欧州選手権では、チームの準決勝進出の立役者となった。