ジャッキー・チェンの自伝、英語版発売 若き日の失態も

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パンダのぬいぐるみとともに笑顔を見せるジャッキー・チェン=2017年2月、米ハリウッド/Frazer Harrison/Getty Images North America/Getty Images

パンダのぬいぐるみとともに笑顔を見せるジャッキー・チェン=2017年2月、米ハリウッド/Frazer Harrison/Getty Images North America/Getty Images

香港(CNN) アクション俳優のジャッキー・チェンさんが2015年に書いた自伝の英語版が4日に発売された。アルコールにおぼれ、幼い息子に暴力を振るった過去を率直に振り返っている。

英語版のタイトルは「Never Grow Up」。日本語版の「永遠の少年」は16年に刊行されている。

チェンさんは同書の中で、かつての浪費癖を告白。高級時計店で一度に50万ドル(現在のれーとで約5700万円)の買い物をしたエピソードなどを明かした。

飲酒運転を繰り返し、「朝にポルシェをぶつけて同じ日の夜にベンツの全損事故を起こした。一日中、酩酊状態で歩き回っていた」と書いている。

かっとなって2歳だった息子を投げ飛ばしたこともある。息子はソファの上に落ちたが、「背もたれやひじかけにぶつかったら大変なことになっていたかもしれない」と振り返る。

チェンさんはすぐに反省し、二度と同じことをしないと約束した。それ以降は約束を守ったという。

息子のジェイシー・チャンさんは2014年、薬物使用で有罪となり、禁錮6カ月の刑を言い渡された。チェンさんは当時、「しつけができていなかった」と話し、親としての責任を認めていた。

駆け出し時代は収入の全てを「酒とギャンブルと女」に費やした。初めて行ったクラブで応対してくれた女性にほれ込んだエピソードも書かれている。

1999年に不倫相手との子どもが生まれた時の罪悪感や、台湾の女優だった妻のジョアン・リンさんが当時も支えてくれたことを明かしている。

この時生まれた娘のエッタ・ンさんは最近、カナダ人女性との同性婚を発表したが、同書にエッタさんは登場しない。

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