コービーさんの死は「当然の報い」、発言の校長に停職処分 米

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コービー・ブライアントさん(41)を追悼する人々/CHRIS DELMAS/AFP/AFP via Getty Images

コービー・ブライアントさん(41)を追悼する人々/CHRIS DELMAS/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手、コービー・ブライアントさん(41)がヘリコプター事故で死亡した件を巡り、ワシントン州の高校の女性校長がフェイスブックに「当然の報い」と書き込み、停職処分を受けた。

ブライアントさんを乗せたヘリは先月26日、カリフォルニア州南部のカラバサス近郊で墜落。ブライアントさんと娘のジアナさん(13)のほか、7人が犠牲になった。

CNN系列局KATUによると、事故を受け、リザ・セイコーラ校長はフェイスブックに、「気持ちを偽るつもりはない。レイプ犯にきょう報いが訪れたようだ」と書き込んだ。

その後投稿を削除したものの、今度は別のメッセージで「先ほどの投稿内容から自由に私のことを判断してもらって構わないし、私の側でも投稿で触れた人物のことを自由に判断する」と述べていた。

セイコーラ校長の発言は、2003年に浮上したブライアントさんの性的暴行疑惑に言及したもの。この件に関する刑事訴追は取り下げられた。ブライアントさんは同意に基づく行為だったとの認識を示しつつ、被害者側の見方は異なると認めていた。後に示談が成立している。

セイコーラ校長は3日、保護者宛てにメールを送信。ブライアントさん死亡の報道を受けて「私的なソーシャルメディアのページに、個人的な理屈抜きの反応を書き込んだ」と述べ、不適切な発言だったとして謝罪した。

そのうえで「私たちは教育現場で生徒に対し、特に感情が高ぶっている時には、インターネットへの投稿の前に考え直すよう注意している。物事の背景についても生徒に教えている。今回は自分の気持ちと過去の体験から我を失ってしまった」と述べた。

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