東京五輪の聖火リレー、第1走者は初の女性選手に ギリシャ
(CNN) 今年夏の東京五輪に向け、ギリシャでスタートする聖火リレーの第1走者に、史上初めて女性が選ばれた。
第1走者を務めるのはギリシャの射撃選手、アンナ・コラカキさん。2016年のリオデジャネイロ五輪で25メートルピストルの金、10メートルエアピストルの銅メダルを獲得した。
来月12日に古代オリンピック発祥の地、オリンピアでの採火式で聖火を受け取り、リレーのトップを飾る。
本人は「とても名誉なことです」「興奮はオリンピアでさらに高まると思う。その瞬間を経験するのが楽しみ。生涯にわたって頭と心に刻まれるでしょう」とコメントした。
選考にあたったギリシャ五輪委員会のカプラロス会長は「女性選手が第1走者を務める歴史的瞬間だ」と強調。コラカキさんはリオ五輪だけでなくその後も活躍を続け、母国に貢献してきたと述べた。
聖火はギリシャ国内でのリレーを経て、来月19日に首都アテネのパナシナイコ競技場で東京の組織委員会に引き継がれる。ギリシャ側の最終ランナーには陸上女子棒高跳びのメダリスト、エカテリーニ・ステファニディさんが選ばれた。