米大リーグ、7月開幕案を球団オーナーが承認 報道

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米大リーグの球団オーナーが、7月初めに今シーズンを開幕する計画を承認したという/Jonathan Daniel/Getty Images

米大リーグの球団オーナーが、7月初めに今シーズンを開幕する計画を承認したという/Jonathan Daniel/Getty Images

(CNN) 米大リーグの球団オーナーが、7月4日の独立記念日の週末に今シーズンの試合を開幕する計画を承認した。米紙ニューヨーク・タイムズやスポーツ専門チャンネルESPNなど複数のメディアが伝えた。

当初3月26日に予定されていた大リーグの開幕は、新型コロナウイルスのために延期されていた。報道によると、球団オーナーと大リーグ機構は、試合数を従来の162試合から82試合に減らしてレギュラーシーズンを開幕することで合意した。

6月初め~半ばごろに練習を開始し、州当局や衛生当局の承認を条件として、7月初めに球場で観客を入れずに試合を再開する。

前例のないシーズンとなることから、提案された案は全て、メジャーリーグベースボール選手会(MLBPA)による承認を必要とする。

報道によると、大リーグ機構と球団オーナーは11日に開いた定例会合で、開幕に向けた計画や安全対策、経済状態について話し合った。

選手の年棒については3月の合意に従って、1億7000万ドル(約180億円)が前払いで選手に支給された。これと引き換えに選手会は、もしもシーズンが中止になった場合は2020年分の給与がなくなっても異議を唱えないこと、一部の試合が行われた場合には日割り分の給与を受け取ることに同意していた。

選手会は声明を発表し、給与をめぐる交渉は終わったと説明。「今は選手とその家族、監督、審判、チームのスタッフ、ファンの健康と福祉を優先した条件の下、球場での試合を再開する方法についての話し合いに照準を絞っている」とした。

3月には大リーグの全30球団が、シーズン開幕延期の影響を受ける球場スタッフ数千人を支援するため、それぞれ100万ドルを拠出することで合意していた。

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