ハリポタ原作者のツイートに非難殺到、主演俳優ラドクリフさんも反論
ローリングさんは謝罪のコメントは発表していないものの、6日のその後のツイートで自身の先の発言について弁明する持論を展開している。
「もしも性別がリアルでないのなら、同性にひかれることはない」「もし性別がリアルでないのなら、世界の女性たちの生きた現実が消し去られる。私はトランスジェンダーの人を知っているし愛しているが、性別の概念を消し去れば、多くの人たちが自分の人生について意味のある論議をする能力も奪われる。真実を語ることは憎しみではない」
ラドクリフさんの寄稿では、ハリー・ポッターのファンに向けて「同書に関する自分の体験が汚されたり損なわれたりしたと感じている皆さんへ」と語りかけ、「あの発言が苦痛を生じさせたことを心から残念に思う」「あの物語の中であなたが大切にしていたものを、完全に失っていないことを願う」とした。
ハリー・ポッターの映画でチョウ・チャン役を演じた女優のケイティ・リューングさんもツイッターにコメントを投稿し、黒人のトランスジェンダーの人々を支援する団体への募金サイトにリンクを張っている。
ローリングさんのツイッターは1450万人がフォローしている。ハリー・ポッターの物語にも寛容なメッセージが込められていた。しかしここ数年は、そのメッセージに反するような投稿が繰り返され、ファンを失望させている。