16歳のサッカー選手を雷が直撃、チームが瞬間の映像を公開 ロシア
(CNN) ロシアで16歳のサッカー選手が練習中に雷に打たれて重いやけどを負い、病院に運ばれた。所属チームは選手が稲妻に直撃される瞬間の映像を公開した。
雷に直撃されたのは、ロシアのサッカークラブ、ズナーミャ・トルーダに所属するゴールキーパーのイワン・ザクボロフスキー選手(16)。今月4日の練習中、ゴールに向けてボールを蹴ろうとしたところで落雷に遭った。
同チーム総監督のイゴール・マヨロフ氏は、「空は晴れていて、雲はかかっていたが雨も風もなかった。雷雨が発生していれば、練習はしていなかった」と話す。
ザクボロフスキー選手は重度のやけどを負って病院に運ばれ、医療措置による昏睡状態に置かれている。
同チームのツイッターでは、ザクボロフスキー選手の容体は安定していて、生命が脅かされる状態ではないとした。
「誰もが素早く行動した。救急車は8分で到着した」「選手は呼吸停止状態だったと思われるが、恐らく応急措置を受けたおかげで助かった」とマヨロフ氏は述べ、心電図検査の結果、心臓は正常だったと説明している。
今後も引き続き、脳を休ませて酸素で満たすために昏睡状態に置かれる予定だが、ザクボロフスキー選手の「回復力は確か」だとマヨロフ氏は強調している。