豪ラップ歌手イギー・アゼリア、新作MVに「黒人のまね」と批判の声

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イギー・アゼリアさんのミュージックビデオ(MV)について、黒人をまねてわざと髪や肌の色を濃く見せていると批判の声が出ている/From Bad Dream Records/YouTube

イギー・アゼリアさんのミュージックビデオ(MV)について、黒人をまねてわざと髪や肌の色を濃く見せていると批判の声が出ている/From Bad Dream Records/YouTube

(CNN) オーストラリア出身のラップ歌手、イギー・アゼリアさんが最新のミュージックビデオ(MV)で、黒人をまねてわざと髪や肌の色を濃く見せていると批判の声が上がり、本人がツイッター上で反論した。

アゼリアさんは新曲「I Am The Strip Club」のMVの一場面で、自前の金髪とは違う褐色のウィッグを着けている。SNS上では肌の色も黒っぽく見えると話題になった。

これに対して本人は「いつもの私と同じ色。薄暗い部屋と赤い照明のせいにすぎない」「ほかの場面と同じメイクで、アイシャドーとウィッグが違うだけ」と主張し、「言わせておきましょう」とツイートした。

白人女性らが黒人風に扮装する行為は「ブラックフィッシング」と呼ばれ、かつて差別的と非難された黒人役の舞台メイク「ブラックフェイス」にもつながるとして物議を醸している。

アゼリアさんはオーストラリア出身。ラップ歌手として米国で活動するなかで、これまでも黒人文化を横取りしたなどととがめられてきた。

アゼリアさんとコラボ曲を出した英歌手リタ・オラさんや米国の歌手アリアナ・グランデさん、タレントのキム・カーダシアンさんらも「ブラックフィッシング」の批判を受けたことがある。

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