「スパイダーマン」最新作予告編がネットに流出? ファン騒然
ニューヨーク(CNN Business) まだ存在さえしていない映画「スパイダーマン」シリーズ最新作の予告編が、先の週末にかけてインターネット上に流出したと伝えられ、ファンが騒然となっている。
シリーズ最新作「ノー・ウェイ・ホーム」は12月に公開予定。予告編の流出が伝えられたことを受け、何千万ものファンが新作の一端を探し求めてSNSを検索した。
同作品はトム・ホランドが主役のピーター・パーカーを演じるシリーズの3作目。流出したとされる予告編は既にインターネットから消去されており、実際にどんな内容だったのかはほとんど分からない。今回のリークに関して配給元のソニーにコメントを求めたが、返答はなかった。
それでもこれほどの熱狂を引き起こしたこと自体、スパイダーマンの人気の高さを物語る。
映画のスパイダーマンは、世界興行収入がコムスコアの集計で63億ドル(約7000億円)を超す映画史上有数の人気シリーズ。現在はソニーとディズニー傘下のマーベル・スタジオが共同で制作を手がける。
ノー・ウェイ・ホームがこれほど注目を集めた一因は、主演のホランドに加えて、2002年の第1作でスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアと、12年からマグワイアに交代したアンドリュー・ガーフィールドが出演するといううわさが出回ったのも一因だった。
そうしたうわさは否定されたものの、ジェイミー・フォックス演じる悪役「エレクトロ」の再登場が伝えられたことで、まだ希望を持ち続けているファンもいる。
12月17日に公開予定のノー・ウェイ・ホームは、今年最大のヒット作になる可能性もある。そうなれば多額の興行収入が期待できるだけでなく、22年に向けた業界の復興の足掛かりになるかもしれない。